169奪三振 マー君 江夏の再来!
早稲田では一年生ピッチャーとして堂々たる投球を見せているハンカチ王子とプロ野球界で旋風を巻き起こしている田中マー君、鳥肌ものです。野村監督に「マー君は神の子か?」なんてご機嫌でしたよね。ルーキーでこれだけ活躍するとはかなりの大物。選手生命を長く保つ為にも肩の故障だけには気をつけて欲しいです。
『参照記事』
【楽天4―3オリックス】とびっきりの笑顔がはじけた。楽天・田中将大投手(18)が13日、オリックス戦で9回8安打も3失点と粘りの投球。延長突入で11勝目はならなかったものの、球団史上初の2試合連続サヨナラ勝ちを呼び込んだ。10奪三振の田中は、ドラフト制以降の高校出ルーキーでは67年・江夏豊(阪神)に次ぐ、史上2位のシーズン169奪三振をマーク。奪三振率9・37を誇るマーくんが新人王に向けて突っ走る。
準備万端だった。田中はミネラルウオーターのペットボトルを左手に歓喜の輪に突進した。笑顔のシャワーを振りまく。自身に白星こそつかなかったが、球団史上初の2試合連続サヨナラ勝利。チームを単独4位に導く9回3失点の力投だ。
18歳は短髪に水しぶきを残しながら、それでも満足せずに強がった。
「勝てて良かった。でも、交代はしようがないですけど、きょうは(自分が)なんとしても勝ちたかったんですよね…」
18歳の凄さが詰まった奪三振ショーだった。初回、村松の空振り三振で高卒新人1年目の歴代2位タイの今季160個目。単独2位に躍り出た2回、ローズからの三振は気持ちの強さで奪った。2球目。ハーフスイングの判定でコリンズ監督とローズが審判団に詰め寄り場内は騒然、再開を待たされてリズムを崩されたが、最後は147キロの直球で空振り三振に仕留めて雄叫びを上げた。ローズに怒鳴り返されても、にらみ返し、3連続三振の返り討ちだ。今季4度目の2ケタ奪三振で通算169奪三振とした。67年・江夏の225個には及ばないが、奪三振率は江夏の8・79を上回る9・37。ドラフト制以降では史上最高の数字だ。
59四球はリーグワーストだが、ここ4試合は4四球。秘密兵器は“ダルビッシュボール”だ。8月後半からキャッチボールの際、ソフトボール大のボールを導入。(1)大きなボールを投げることで肩の可動域が広がる。(2)回転よく投げるには、きれいに腕を振らざるを得ない。この2つが右腕の使い方を格段にアップさせた。日本ハム・ダルビッシュが取り入れている練習法で、田中も「効果は出ている」と胸を張った。
18歳が導いた劇勝。野村監督は「筋書きのあるドラマ。マー君、神の子負けない子。まだ神話が生きているのかな」として、ローズにひるまない姿には「あいつはそういうところがあるからな」と頼もしそうにした。
今季100奪三振も江夏と並ぶ96回2/3の高卒新人最速ペースだった。「記録はピンとこない。高校時代から“松坂超え”とか散々、三振のことは言われたから慣れっこです。これからもたくさん三振を取れるようにいい投球をしたい」。残り登板予定は3試合。最後まで自分のスタイルを貫く18歳右腕に消化試合はない。